みなさん、楽しくウォーキングしてますか!
不織布マスクはコロナ感染防止だけではなく、花粉症対策にも効果を発揮するマスクです。
ですが実際に不織布マスクを着用して歩くと、呼吸がしにくかったりメガネが曇ってしまったり。
これまでは、ウォーキングに使える不織布マスクはほとんどなかったと言えるでしょう。
しかし最近は運動中に着用しても、呼吸がラクなものも出てきています。
今回は、ウォーキングに使える不織布マスクの選び方とおすすめ5選を紹介します。
■この記事を書いた人
キーボー : ウォーキング歴、足掛け20年のベテランウォーカー
ウォーキングに不織布マスクが必要な理由
コロナ禍以前は布マスクでもウレタンマスクでも問題はありませんでした。
特に花粉症の方は、春先にそれぞれマスクをしながら歩いていたと思います。
これはあくまでも「自分を守るため」で、症状を悪化させたくないという思いが強かったのだと思います。
しかしコロナ禍でウォーキングに不織布マスクを着用するのは、予防対策だけではありません。
「他人にうつさない」という飛沫防止効果がとても重要になります。
多くの専門家は口を揃えて「コロナ感染対策に最も効き目があるのは不織布マスクである」、と言っています。
マスクなら何でもいいというのでは、コロナウイルスの感染対策にほとんど効果はありません。
とは言うものの、運動中に不織布マスクをするのは呼吸がしづらい、というイメージがあったと思います。
しかしいまはかなり呼吸がラクな不織布マスクも出てきています。
いまや不織布マスクの着用は、ウォーキング中に行き交う人に安心感を与えるだけでなく、自分の身を守るためにも欠かせないものとなっているのです。
失敗しない不織布マスクの選び方 ポイント3つ+アルファ
ウォーキングに使える不織布マスクを選ぶうえでのポイント3つ+アルファ。
- コロナウイルス感染防御力
- 呼吸のしやすさ
- 1枚当たりの単価
- メガネが曇りづらい(これはプラスアルファ)
それではひとつずつ見ていきましょう。
コロナウイルス感染防御力
ウォーキングで不織布マスクをする最大の目的は、コロナウイルスに感染しない、感染させない、ということです。
なので、たくさんある不織布マスクの中から選ぶには、コロナウイルス感染防御力が高いマスクをピックアップすることになりますね。
その目安となる大きな注意点は3つです。
BFE、PFE、VFE、花粉のカット検査の数値表示をしているかどうか
BFE(バクテリア飛まつ捕集効率)
PFE(微小粒子捕集効率)
VFE(ウイルス飛まつ捕集効率)
花粉粒子捕集効率
これらのカット検査をしている場合は、結果を箱や袋に表示しています。
この数値が表示されていない商品(輸入品は輸出時の規制によって表記を避ける場合もあるようです)については、販売サイトなどに表示があるかないかをよく確かめたほうが良いです。
カット検査は信頼のおける機関で実施されたものかどうか
日本を代表する第三者テスト機関である一般財団法人カケンテストセンター(略称:カケン)は、その前身である財団法人日本化学繊維検査協会として昭和23年に商工省(現経済産業省)の許可を受けて設立された信頼のおけるテスト機関です。
カケンテストセンターの測定であれば、その数値の信頼度は高いものと言えます。
しかし数値だけ書かれていて、どこの検査機関で測定されたものか曖昧な表現になっている商品もあります。
そんな場合は、はっきりと「カケンテストセンター測定」の数値を表示している商品のほうが、コロナウイルス感染防御力の信頼度が高いとみていいでしょう。
JHPIA一般財団法人日本衛生材料工業連合会の加盟企業かどうか
会員であれば、このようなマークが商品の箱などに印刷されています。
JHPIAは、昭和25年に設立認可されました。
連合会の加盟企業は、衛生用品、医療用具、介護用品など、市民生活の保健衛生の向上に寄与する各種製品を生産・販売しています。
歴史もあり、より安全な製品作りを使命として、業界共通の課題解決に向け活動している組織のマークです。
このマークは輸入商品を扱う販売業者の中にも加盟している企業があります。
ですから外国製のマスクでも輸入元がJHPIAの加盟企業で、輸入したマスクをカケンテストセンターで測定し、データを表示している企業もあるわけです。
以上大きな3つの注意点がクリアーなら、その商品のコロナウイルス感染防御力は高いと言っていいと思います。
もちろん、これだけで商品の良し悪しは判断できません。
実際に着用したときのフィット感とか、それぞれ使う人の独自の評価もありますから。
それでもこの3つの注意点を目安として選んでいただければ、大きな失敗は避けられるかと思います。
さらに注意していただきたいこと
例えばこんな表示(私が買った日本製というマスクの中にありました)があったとします。
これは防御力が高い!
などと早合点しないでくださいね。
私はしてしまいましたが…笑
この数字を裏付ける「カケンテストセンターでの測定」という文言はどこにもなく、検査機関の明記すらされていませんでした。
加えてJHPIA全国マスク工業会会員のマークも入っていません。
つまり一般財団法人日本衛生材料工業連合会の加盟企業ではなかったのです。
このようなマスクもかなり出回っているようです。
数値だけに惑わされないように、充分ご注意ください。
輸入マスクの場合
輸入マスクの場合は更に判断が難しい場合があります。
私が純韓国製というKF94マスクを購入したときは、その商品と販売サイトの表記、販売会社を入念に調べました。
かなり広範囲に突っ込んでレビューをチェックしたうえで、購入に至りました。
実際には、使用してみないと分からないケースも多いのですが、事前のチェックを怠りなくするに越したことはありません。
それが面倒だという方にとって一番てっとり早い方法は、最小数量を購入して、実際につけて試してみることかもしれません。
呼吸のしやすさ
呼吸がしづらい、歩き始めてすぐに息苦しくなるというのでは、ウォーキングで着用するマスクとしての役割は果たせませんね。
いまは3D立体構造のマスクや、プリーツマスクでもノーズワイヤーだけでなくセンターワイヤーが入ったものもあり、呼吸がしやすいようになっています。
ウォーキング用の不織布マスクを選ぶうえで、「呼吸がしやすい」ということはとても大切なポイントとなります。
この点で優れているのはやはり立体構造のマスクです。
マスクを着用したときに唇が不織布に触れないというだけで、プリーツマスク着用の感覚とは全く別物のマスクという使用感になります。
長時間ウォーキングや早いピッチでのウォーキングでは、呼吸がしづらくなることもあります。
1分あたり80~100歩程度の速度で10分くらいの歩きでしたら、ほとんど問題ありません。
1枚当たりの単価
不織布のマスクは「使い捨て」が原則です。
ですから1日3セット(1セット10分とか)歩く方は、セットごとに使い捨てにされているかも知れません。
そうなると1枚当たりの単価が気になりますよね。
不織布マスクは、高いものでは1枚数百円するものもあります。
また安いものでは1枚10円以下のものまで多種多様です。
コストパフォーマンスを考えて、ウォーキングのやり方を工夫してみるのもいいかもしれません。
たとえば1日3セット歩いていた方は、1日2セットにして、1セットで歩く時間を増やすとか。
そうすれば、セットごとに使い捨てしていた枚数を減らすことができます。
マスク1枚単価の高い低いは、自分のウォーキングのやり方などによって調整することもできます。
メガネが曇りづらい(これはプラスアルファ)
歩くときもメガネをしているシニアウォーカーの方は、結構いると思います。
私もそのうちの一人ですが、吐く息でメガネがすぐ曇ってしまうようでは歩けません。
そこでこの「メガネが曇りづらい」というのを、プラスアルファのポイントとして挙げました。
メガネをかけていない方は、この選択ポイントは当てはまらないので外して下さい。
おすすめ5選
それでは「おすすめ5選」を上記3つの選択ポイントの評価を含めて見ていきましょう。
フィッティ スタイルフィット立体 5枚入
サイズ | 普通サイズ(2つ折サイズ) 約8cm(横)x13.5cm(高さ) |
カラー | ホワイト |
形態 | 立体マスク |
構造 | 不織布3層構造 |
包装形態 | 個別包装 |
コロナウイルス感染防御力
検査の数値表示 | あり |
検査機関に信頼があるか | 不明(検査機関明記されていない) |
販売者がJHPIAの加盟企業かどうか | 加盟企業です |
生産国 | 中国 |
呼吸のしやすさ | しやすい |
1枚当りの単価 | 並 |
テレビ宣伝でもおなじみの商品ですね。
5枚入くらいだと、トライアル購入してもいいですね。
ST快適立体マスク 120枚入り
サイズ | 普通サイズ 約8.5cmx20.5cm |
カラー | パステル4色 |
形態 | 立体マスク |
構造 | 不織布4層構造 |
包装形態 | 個別包装 |
コロナウイルス感染防御力
検査の数値表示 | あり |
検査機関に信頼があるか | あり(カケンテストセンター) |
販売者がJHPIAの加盟企業かどうか | 加盟企業ではありません |
生産国 | 中国 |
呼吸のしやすさ | しやすい |
1枚当りの単価 | 低 |
豊富なカラーバリエーション。
ちなみに、ホワイト・ブラック・サクラピンク・クリームラテ・シルバーグレー・ラベンダー・フラワーレース・クロウ・デニムの9色とされています。
少ない枚数での販売がないのがちょっと残念ですが、「1枚当りの単価」は「低」ですから、購入しやすいマスクだと思います。
息らくらく 不織布マスク ふつうサイズ 45枚入
サイズ | 普通サイズ 約9cmx17.5cm |
カラー | ホワイト |
形態 | プリーツマスク |
構造 | 薄型の国産フィルター使用・高バリア3層構造 |
包装形態 | 個別包装ではありません |
コロナウイルス感染防御力
検査の数値表示 | あり |
検査機関に信頼があるか | あり(カケンテストセンター) |
販売者がJHPIAの加盟企業かどうか | 加盟企業です |
生産国 | 日本 |
呼吸のしやすさ | しやすい |
1枚当りの単価 | 低 |
国産フィルターを使用しているので、呼吸抵抗値がこのマスクを販売している会社の中国製品と比較して約1/2以下ということで、呼吸がしやすいんですね。
Made in Japanというのが嬉しいですね。
韓国製正規品KF94マスク「KOGREEN KF94SUUM:息」
サイズ | 普通サイズ 約13.5cmx21cmm |
カラー | ホワイト |
形態 | 立体マスク |
構造 | 不織布4層構造 |
包装形態 | 個別包装 |
コロナウイルス感染防御力
検査の数値表示 | あり |
検査機関に信頼があるか | あり(カケンテストセンター) |
販売者がJHPIAの加盟企業かどうか | 加盟企業ではありません |
生産国 | 韓国 |
呼吸のしやすさ | しやすい |
1枚当りの単価 | 高 |
KF94マスクは、韓国食品医薬品安全処が管理監督する保健医療用マスクの等級の1つです。
韓国では医薬部外品に分類されています。
医薬部外品製造の許可を受けた工場で生産され、規定のフィルター試験の基準をクリアしたマスクです。
「KF94 SUUM:息」は、全ての基準をクリアしたKF94認証商品です。
ちょっと「1枚当りの単価」が気になるところですが、トライアルでこの3枚入りが買えるのはいいですね。
まとめ買いできる MEDIK KF94マスク Fresh 50枚
サイズ | 普通サイズ 約8cmx21cm(畳まれた状態) |
カラー | ホワイト |
形態 | 立体マスク |
構造 | 不織布4層構造 |
包装形態 | 個別包装 |
コロナウイルス感染防御力
検査の数値表示 | あり(韓国機関) |
検査機関に信頼があるか | 不明 |
販売者がJHPIAの加盟企業かどうか | 加盟企業ではありません |
生産国 | 韓国 |
呼吸のしやすさ | しやすい |
1枚当りの単価 | 並 |
このマスクは、入り数が
- 50枚
- 100枚
- 200枚
- 500枚
- 700枚
となっており、まとめ買いできるのが特徴です。
「1枚当りの単価」が「並」ですので、この50枚入を買って試してから、リピートするときは入り数の多いものにするとより安く購入できます。
※2024年8月12日現在、アマゾンの商品ページには「現在在庫切れです。この商品の再入荷予定は立っておりません」となっています。このページ上の「これらの発送可能な商品を検討してください」から同じアイテムのブラックカラーを選択するか、もしくは他のKF94マスクを選択してください。
MEDIK 高密度4層構造フィルターKF94マスクも参考にしてください。
立体構造KF94マスク参考サイトはこちら
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ウォーキングに使える不織布マスクの選び方とおすすめ5選 まとめ
オミクロン株によって、不織布マスクなしのウォーキングは感染リスクの中に無防備で飛び込んで行くようなものです。
しかしその対応は、人それぞれ歩く環境や条件によって異なると思います。
ウォーキングに使える不織布マスクを選ぶうえでの3つのポイント
- コロナウイルス感染防御力
- 呼吸のしやすさ
- 1枚当たりの単価
を参考にしていただき、いまのあなたに合ったウォーキング用の不織布マスクを選んでください。
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