みなさん、楽しくウォーキングしてますか!
シニアにとって、ウォーキングは健康を保つための大切な習慣ですが、雨の日には「今日は休もうかな……」と迷うこともあるでしょう。
結論から言えば、雨の日に無理して歩く必要はありません。
特にシニア世代では、転倒や体調不良のリスクもあるため、「休む勇気」も大切です。
そのうえで、「どうしても歩きたい」、「少しでも体を動かしたい」という場合には、雨の日ならではの装備や工夫が必要になります。
本記事では、安全・快適に雨の日のウォーキングを楽しむためのポイントを、服装、ルート選び、視界の確保、代替運動の提案まで網羅的に解説します。
それではご一緒に見て参りましょう。
■この記事を書いた人
キーボー : ウォーキング歴、足掛け25年のベテランウォーカー
雨の日ウォーキングのメリットと注意点
メリット
- 人通りが少なく静かな時間を楽しめる
- 湿度が高いため呼吸が楽になることも
- 普段と違う風景で気分転換になる
注意点
- 路面が滑りやすく転倒リスクが高い
- 視界が悪く周囲に気づかれにくい
- 体温が下がりやすく風邪をひきやすい
つまり、雨の日ウォーキングは「適切な準備」があってこそ成立するという点を押さえておく必要があります。
レインウェア選びのポイント
雨の日でも快適に歩くには、防水性と通気性のバランスが重要です。
上下セパレート型がおすすめ
ポンチョや一枚もののレインコートよりも、上下セパレート型のレインウェアの方が動きやすく、足元の水の跳ね上げにも対応できます。
透湿性をチェック
防水性だけでなく、「透湿性(ムレにくさ)」も重要です。
ゴアテックスなどの高機能素材は快適ですが、比較的安価なレインウェアでも「透湿性○○g/m²」などの表示があるものを選びましょう。
高齢者向けには5,000g/m²以上あると快適。
サイズ感も大切
着こみすぎると動きにくくなります。
試着できる場合は、インナーを着た状態でサイズを確認するのが理想です。
上下セパレート型レインウェアはこちら
↓↓↓↓↓↓
靴と足元対策
路面が滑りやすくなる雨の日は、足元の対策が非常に重要です。
滑りにくい靴底を選ぶ
ウォーキング用のレインシューズや、防滑機能付きのスニーカーがベストです。
靴底に細かい溝があるものや、柔らかめのゴム素材が適しています。
滑りにくい靴はこちら
↓↓↓↓↓↓
防水スプレーや靴カバーの活用
普段のウォーキングシューズに防水スプレーを施すだけでも効果があります。
さらに、携帯用の防水靴カバーを用意しておくと便利です。
防水スプレー・靴カバーはこちら
↓↓↓↓↓↓
靴下は吸湿速乾素材に
綿100%の靴下は濡れると乾きにくいため、化繊やウール素材の吸湿速乾タイプがおすすめです。
吸湿速乾素材靴下はこちら
↓↓↓↓↓↓
傘の使い方と両手の自由
ウォーキング中に傘を使うかどうかは、状況次第です。
片手がふさがるリスク
傘をさすと片手がふさがるため、転倒時に体を支えにくいというデメリットがあります。
可能であればレインウェア+帽子の組み合わせがベストです。
透明傘を選ぶなら大きめサイズで
視界を確保しつつ顔周りの雨を防げる透明ビニール傘(60cm以上)は、手持ちの傘としては最適です。
ポールや杖を使う場合は両手が自由になる装備を
ノルディックウォーキングのポールや杖を使用している方は、レインウェア+フード+帽子の組み合わせを推奨します。
レインウェア+フード+帽子はこちら
↓↓↓↓↓↓
雨の日でも安全な歩き方
歩幅は小さく、重心は真下に
滑りやすい路面では、歩幅を小さくし、足裏全体で接地することが基本です。
急がず、リズムを大切に
いつもよりもゆっくりとしたペースで、リズムよく歩くことを心がけましょう。
急いでいると視野が狭まり、注意力も低下します。
腕の振り方に注意
傘を持っている場合やレインウェアを着ている場合は、通常よりも腕が振りにくいものです。
姿勢をまっすぐに保ち、歩幅とテンポに合わせて無理のない範囲で腕を動かしましょう。
雨に強いウォーキングルートの選び方
雨の日には、いつものルートが適さない場合もあります。
以下のポイントを参考に、安全・快適なルートを選びましょう。
舗装状態が良い道を選ぶ
凸凹の多い道路や、泥が浮きやすい未舗装路は避け、滑りにくい舗装路を優先してください。
アーケードや屋根のある通路を活用
ショッピングモール周辺のアーケードや、駅周辺の屋根付き歩道などは雨の日のウォーキングに適しています。
水たまりの少ないルートを事前に確認
普段から雨上がりの様子を観察し、「ここはいつも水がたまる」、「滑りやすい」という場所を避ける習慣を持つと良いでしょう。
雨天時の視界と安全確保
帽子とフードの併用
レインウェアのフードだけでは視野が狭くなることがあります。
つば付きの防水キャップ+フードの併用で、視界を広げながら雨を防ぐことができます。
明るい色や反射材で自分を見せる
雨の日は視界が悪くなりがちです。
明るい色の服装や、反射テープ・ライトの装着によって、自動車や自転車から自分の存在を認識してもらいやすくなります。
反射バンド・クリップ型LEDライトはこちら
↓↓↓↓↓↓
夜間や夕方の外出はできるだけ避ける
昼間に比べてさらに視界が悪化するため、夜間の雨天ウォーキングは避けたほうが無難です。
雨の日の代替エクササイズ
「雨の日は無理せず室内運動に切り替える」というのも非常に有効です。
以下のような方法で、歩く代わりの運動習慣を維持しましょう。
自宅でできる足腰トレーニング
- その場足踏み(1日5分程度でも有効)
- 椅子に座った状態での足の上げ下げ
- 階段の昇降運動(3分×2セットなど)
YouTubeやテレビ体操を活用
無料で見られる動画やテレビ番組を使えば、簡単なストレッチや軽運動が自宅で手軽にできます。
ストレッチ+深呼吸で心身を整える
「運動」と言えるほどでなくても、軽いストレッチと深呼吸を組み合わせることで、血流促進や気分転換になります。
「雨の日の代替運動」の参考記事はこちら
↓↓↓↓↓↓
雨の日の持ち物チェックリスト
- レインウェア(上下タイプ)
- 防水性シューズまたは靴カバー
- 防水キャップ or フード付き帽子
- 反射テープ or LEDライト
- スマートフォン(防水ケース推奨)
- タオル・着替え(万が一濡れたとき用)
これらをコンパクトなリュックやボディバッグにまとめておくと、準備がスムーズです。
雨の日でも続けるための心の工夫
「歩けない日があってもいいじゃないか」と考える
習慣化において大切なのは、完璧主義を手放すことです。
「1日サボったからといってゼロに戻るわけじゃない」と自分を許すことも継続の秘訣です。
お気に入りのレインウェアを持つ
雨の日が楽しみになるようなデザイン性の高いウェアや傘、バッグを取り入れるのも一つの方法です。
日記や記録をつけてモチベーション維持
「今日は雨だったけど、10分だけ歩いた」「気分がリフレッシュした」など、
ちょっとした達成感を記録しておくと継続しやすくなります。
無理しない姿勢が健康習慣を守る
雨の日のウォーキングは、いつも以上に準備と注意が必要です。
大切なのは「続けること」であり、「無理してでも歩くこと」ではありません。
雨天時は、
室内運動に切り替えたり、
短時間で切り上げたり、
その日の自分の体調と相談する柔軟な姿勢
が求められます。
まとめ|雨の日ウォーキングも選択肢の一つに
「雨の日はできれば歩かない」というスタンスも十分に正解です。
そのうえで、「どうしても歩きたい」、「気分転換したい」という時には、今日ご紹介した装備やルート選び、代替案を参考に、無理のない形で実践してください。
雨の日も歩くという行動そのものが、あなたの健康意識の高さを示しているとも言えます。
安全第一で、これからも歩く習慣を楽しく続けていきましょう。