シニア(高齢者)ウォーカーの転びにくいウォーキングシューズの選び方

シューズ

みなさん、楽しくウォーキングしてますか!

シニアウォーカーにとってウォーキングシューズの選び方はとても重要。

なぜなら高齢者がウォーキングを継続させる秘訣は、軽快に歩ける条件を整える必要があるからです。

その筆頭が、転びにくいウォーキングシューズをどうやって選ぶか。
ということで、
今回はウォーキングシューズの選び方について、みなさんとご一緒に見てまいりましょう!

■この記事を書いた人

キーボー : ウォーキング歴、足掛け20年のベテランウォーカー

転びにくいシューズを選ぶ

私たちシニアウォーカーにとって、ウォーキングシューズを選ぶ最も重要なポイントは「転びにくいシューズ」をどうやって選ぶか、です。

それは、転倒による思わぬケガを引き起こさないようにする為です。

どれだけウォーキングで歩いても、転んでケガをしてしまっては本末転倒です。

転びにくいシューズをどう選ぶかは、近くの靴屋さんで「※シューフィッター」に相談することが最もてっとり早い方法かも知れません。
※「シューフィッター」とは、足に関する基礎知識と靴合わせの技能を習得し、お客様に合った靴をおすすめする靴選びのスペシャリスト

でもシューフィッターなんて自分の住んでいる近くの靴屋さんにいるのかなって思いますよね。

シューフィッターのいる店は一般社団法人 足と靴と健康協議会(FHA)のホームページ
シューフィッター検索」で確認できます。
それによると2024年2月1日現在、認定シューフィッターは全国で3483名とのこと。

しかしながら、e-Stat(日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト)によると、
2024年4月4日時点での全国市町村数は、1,724です。

単純計算では各市町村に2名くらいしかいないということになりますね。

シューフィッターに相談できれば一番良いのですが、自分の住んでいる町や市の靴屋さんにほんの数人、もしかしたら一人もいないかもしれない状況です。

これは現実的には難しいかもしれませんね。

そこで、自分でもある程度判断できる「転びにくいウォーキングシューズの選び方」を学んでいきましょう。

転びにくいシューズ5つの特徴

転びくいシューズと言える一般的な5つの特徴

  • つま先部分が反り上がっている
  • 歩いた時に重く感じない
  • 滑りにくい
  • 踵(かかと)が安定している
  • サイズ(足長)と足幅、ワイズ(足囲)が自分の合っている

ということが挙げられます。

これに基づいて、今あなたが履いているシューズは転びにくいシューズなのかどうかをチェックしてみましょう。

つま先部分が反り上がっている

まっすぐに置いたとき、つま先部分が床面より上方向に反り上がっているかどうか。

つま先部分が反り上がっているシューズの画像イメージ
つま先部分が反り上がっているシューズ

その間隔は、路面よりわずか指1本ほどの空間でも安全性が高いと言われています。

つま先部分が上方向に反り上がっていることによって、路面との「引っかかり」を軽減しスムーズに歩く手がかりとなるからです。

高齢者は足の筋力が落ちてくると、平らな道でも歩き方が引きずりがちになってきます。

歩行中のちょっとした凸部などでも引っかかりやすくなってきますので、転倒の危険性が増します。

つま先部分が反り上がっていれば、そのような転倒のリスクを最小限にとどめてくれます。

参考:つま先上がりのウォーキングシューズ

歩いた時に重く感じない

あなたは、今はいているシューズで実際に歩いたとき、重く感じていませんか?

靴が重い感じで歩くシニアウォーカーの画像イメージ
靴が重い感じで歩くシニアウォーカー

もしそう感じているようでしたら、次回のシューズ購入時にはその点を充分に考慮して「歩いた時に重く感じないシューズ」にしたほうが良いと思います。

それは足が重いと感じるようであれば、長く歩いていると足の疲れにも影響してきますので、転倒につながりかねないからです。

ちなみにランニングシューズで軽い靴というと、250g~300gといわれています。

ウォーキングシューズはそこまで軽さだけにこだわる必要はありません。

また個々人の筋力の差によっても重さの感じ方は違います。

現在私が履いているウォーキングシューズは、ニューバランスの足長が28cm、片足の重さが300gです。

軽い靴として人気のニューバランスのシューズですが、靴底がしっかりしていたり、重さだけではなく全体のバランスが良いシューズですので、とても履きやすく歩きやすいと感じています。

参考:重く感じない ウォーキングシューズ

滑りにくい

実際に歩いている時に路面をしっかりキャッチしているかどうか。
靴底をよくみてください。

凹凸がハッキリしている靴底のほうが滑りにくいです。

靴底に滑り止め加工がされているシューズの画像イメージ
靴底に滑り止め加工がされているシューズ

靴底の底材に滑り止めラバーを使用したり、滑りにくい特殊加工をして滑りにくくしているかどうかもチェックしてみましょう。

なかには登山靴や紳士靴などに幅広く使われる「Vibram Sole:イタリアの靴底(ソール)専門のメーカーでビブラム(Vibram)社の製造している高品質ソール」を搭載し、路面をしっかりキャッチしているシューズもあります。

参考:滑りにくい ウォーキングシューズ

踵(かかと)が安定している

かかと部分がしっかりとフィットしたものになっているかどうか。

はいた時、足のかかと靴のあいだに隙間があると、しっかりとした蹴り出しができません。

自然と足が前へと進むことが、私たちシニアウォーカーにとって歩きやすいと感じるのではないでしょうか。

さらに歩きやすいウォーキングシューズは、かかとの高いものが多いです。

かかとが高いことによって自然と体重が前にかかります。

そしてつま先が降り、かかとが上がり、前傾姿勢を支えるために逆の足が前に出ます。

この繰り返しによって疲れない足運びがスムーズにできるので、歩きやすいと感じられるのです。

ちなみに靴の片側ばかりがすり減るという人がおられると思います。

かかとの片側がすり減っているシューズの画像イメージ
かかとの片側がすり減っているシューズ

その人は姿勢の癖が強い人です

足のねじれが強かったりするのがウォーキングの妨げになります

この姿勢(体の重心)を矯正してくれる構造のウォーキングシューズは、かかとが硬いものがおすすめです。

参考:かかとが安定している ウォーキングシューズ

サイズ(足長)と足幅、ワイズ(足囲)が自分の足に合っている

今あなたが履いているウォーキングシューズのサイズとワイズが本当に合っているかどうか。

そのウォーキングシューズは、サイズとワイズをちゃんと測ってから買ったものですか?

結構いい加減だったりするんですよね。

私たちシニアウォーカーはウォーキングシューズが大事だということは理解しているんですが、サイズ(足長)やワイズ(足囲)をしっかりと測っている人は結構少ないんです。

それは子どもの頃からの習慣でしょうか。
足が入ればいいや、くつづれは当たり前、しばらく履いていれば大丈夫、などという感覚で靴を買っていた方は少なくないと思います。

しかしこの先ウォーキングシューズを買うときは、自分の足のサイズとワイズをしっかりと把握する必要があります。

正しい足のサイズを知り、自分にぴったりのウォーキングシューズを選ぶことです。

そうすれば疲れにくく、永く継続し、楽しんで歩くことができます。

それでは、誰でもできる計り方をご紹介しましょう。

簡単な足の長さ(足長:サイズ)の測り方

注意していただきたいのは、いすに座った状態で測るのではなく、
体重がかかった状態の足を測ることです。

測定の基準は、かかとの一番出っ張っているところから、最も長い足指の先端までの長さです。

このことを頭にいれ、具体的には次の方法でやってみてください。

  • 紙を置いてその上に立つ
  • ペンを垂直に立てて足をなぞって足型を書く
  • 書かれた足型を定規やメジャーで測る
  • 必ず両足を測る

左右の足のサイズは異なりますので、大きかった足のサイズをもとに靴のサイズを決めましょう。

必要なら、小さかった足で履くほうの靴にインソールを入れて調整します。

簡単な足幅の測り方

足幅のもっとも広い部分の長さを測ります。

「親指のつけ根にあるでっぱっている所」と「小指のつけ根にあるでっぱっている所」を一直線に測ります。

人によっては必ずしも横水平一直線ではありません。

「足囲:ワイズ」を選ぶひとつ目の目安がこの足幅となります。

簡単な足回り(足囲:ワイズ)の測り方

親指のつけ根にある出っぱっている所から、小指のつけ根にある出っぱっている所を経由して親指のつけ根までをメジャーで一周させます。

メジャーがない場合は紐などで一周させて、それを定規で測ります。

サイズ測定概略図

サイズ測定の概略図の画像イメージ
サイズ測定の概略図

サイズ表で自分のサイズを確認

自分の足長、足幅、足囲の計測値をJIS規格の靴のサイズ表で確認しましょう。

参考:【靴のサイズについて】シューフィッター養成認定機関一般社団法人足と靴と健康協議会

そうすると「まあ、このサイズかな?」とか「だいたいこのサイズだ」ということがわかります。
ただし、このサイズはあくまでも参考、目安と考えてください。

やはり最終的には実際に履いてみて、歩いてみて、初めて合うか合わないかを判断されたほうがいいでしょう

転ばないウォーキングシューズの選び方 まとめ

「転びにくいシューズの5つの特徴」

  • つま先部分が反り上がっている
  • 歩いた時に重く感じない
  • 滑りにくい
  • 踵(かかと)が安定している
  • サイズ(足長)と足幅、ワイズ(足囲)が自分の足に合っている

を踏まえたうえで、転びにくいウォーキングシューズを選んでいただきたいと思います。

ただし、シニアウォーカーひとりひとりの足の特徴は、数値だけでは測りきれない部分もあります。

なので、実際に試着して選ぶことがベストな方法だと思います。

AmazonにはPrime Try Before You Buy(プライムで買う前に試してみる)というプログラムがあり、1点から最大4点までの商品を、配送が完了した翌日から最長で7日間試着できます

気になる商品のサイズ違いや色違いなど、まとめて取り寄せることができます。

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会員登録されたら、このプログラムで購入できるウォーキングシューズはこちらから確認できますよ。

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あなたも「転ばぬ先の杖」として、自分の足にピッタリあったウォーキングシューズを履いて、この先も大いにウォーキングライフを楽しみましょう。

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